西南桜(白)・フローリング

西南桜は雲南省をはじめとした中国西南地方を主産地とする、カバザクラと同種のカバノキ科シラカンバ属の散孔材・落葉広葉樹です。一般的な区別として、同じ樹種の白いものはカバザクラ、赤味のあるものはその色調から国産の山桜の代替品として「サクラ」や「西南桜」と呼ばれています。
ですので西南桜と言えば「ピンク色」のイメージが強いですが、材の特徴としましては辺心材の色調差が大きく、辺材は乳白色、心材は山桜に似た淡い紅褐色となります。その為西南桜でも「白色」(カバザクラに比べると若干赤みがかった白色)と「ピンク色」に原材料は大別されます。
また、カバザクラと同じく縮杢や波杢があり、光の当たり方でその表情は変化し、高級感のある光沢を放ち明るい室内を空間を演出します。その雰囲気は非常に優しく、和やかな空間作りに最適です。いわゆる「癒し系」の代表格のフローリングといえるでしょう。主な用途としましてはフローリングの他、家具材、内装材、楽器、突板などに用いられます。

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